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東莱
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とうらい
ふりがな文庫
“
東莱
(
とうらい
)” の例文
「
東莱
(
とうらい
)
の太史慈は、君の如き小輩を斬る太刀は持たない。わが馬に踏みつぶされぬうちに、
疾
(
と
)
く逃げ帰って、孫策をこれへ出すがいい」
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに乗込んだ一行五十余名と
一所
(
いっしょ
)
に、地元の釜山はいうに及ばず、
東莱
(
とうらい
)
、
馬山
(
ばさん
)
から狩り集めた、
芸妓
(
げいしゃ
)
、お酌、
仲居
(
なかい
)
の類いが十四五名入り交って足の踏む処もない……皆
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
三和高麗や
東莱
(
とうらい
)
の
螺鈿
(
らでん
)
細工はよい懺悔である。多くの者はそれを朝鮮の土産物だという。そんな物が朝鮮のものであるはずがない。
嘘
(
うそ
)
の朝鮮と本ものの朝鮮とのけじめは大きい。
全羅紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
釜山郊外
東莱
(
とうらい
)
の旅館で囲碁事件といふものが起つた。
二流の人
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
お互いに「頭禿げてもお酒は止まぬ」組だったじゃないか。ハッハッハッ。風が
凪
(
な
)
いだら一つ
東莱
(
とうらい
)
温泉へ案内しよう。あすこでモウ一度
俗腸
(
ぞくちょう
)
を洗って、大いに天下国家を……。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「
東莱
(
とうらい
)
の
太史慈
(
たいしじ
)
とは我がことよ。孫策を手捕りにせんため、これまで参ったり」
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
莱
漢検準1級
部首:⾋
10画
“東莱”で始まる語句
東莱侯