“東莱”の読み方と例文
読み方割合
とうらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東莱とうらいの太史慈は、君の如き小輩を斬る太刀は持たない。わが馬に踏みつぶされぬうちに、く逃げ帰って、孫策をこれへ出すがいい」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに乗込んだ一行五十余名と一所いっしょに、地元の釜山はいうに及ばず、東莱とうらい馬山ばさんから狩り集めた、芸妓げいしゃ、お酌、仲居なかいの類いが十四五名入り交って足の踏む処もない……皆
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
三和高麗や東莱とうらい螺鈿らでん細工はよい懺悔である。多くの者はそれを朝鮮の土産物だという。そんな物が朝鮮のものであるはずがない。うその朝鮮と本ものの朝鮮とのけじめは大きい。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)