“来意”の読み方と例文
読み方割合
らいい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は未亡人びぼうじんに会って来意らいいを告げました。未亡人は私の身元やら学校やら専門やらについて色々質問しました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其様そんな手紙は未だ見なかったのである。来意らいいを聞けば、信州の者で、一晩ひとばん御厄介ごやっかいになりたいと云うのだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そこの炬燵に赤彦君は俯伏うつぶして、頭のところに両手を固く組んでゐる。伴さんは来意らいいを告げた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)