“李暹”の読み方と例文
読み方割合
りせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李傕の甥に、李暹りせん李別りべつという者がある。剛腕をもって常に誇っている男だ。この二人が駒をならべて、曹操の前衛をまず蹴ちらした。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帝と皇后の御輦みくるまは、李暹りせんのために、李司馬の軍営へと、しゃ二、曳きこまれて来たが、そこへお置きするのはさすがに不安なので李傕りかく、李暹の叔父甥は、相談のうえ、以前
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はっ」と、許褚は、飼い主のこぶしを離れた鷹のように馬煙うまけむりをたてて翔け向った。そして目ざした敵へ寄るかと見るまに、李暹りせんを一刀のもとに斬り落し、李別が驚いて逃げ奔るのを
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)