“木萱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きかや66.7%
きがや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐれて光っていた。これを思わなくてはならない。本来の民謡なるものは、野山の木萱きかやのそよぎそのものからおのずとわきでたものである。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
人目をいとうて、木萱きかやに心を置いて、この庫裡を忍んで立ち出でたが、木津の新在家しんざいけへ来て、はじめて気がついたことは、昨晩、月心院の庫裡で、後生大事の財布を柱にかけてかけっぱなし
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
山も、木萱きがやも、一時にざわめいてきました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)