木実きのみ)” の例文
旧字:木實
硬い重い木実きのみで脳天を強く打たれたが最後、大きい石に打たれたとおなじように、人は樹根を枕にして倒れてしまうのである。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鹿は木実きのみや清らかな草を好んで喰うと申すことで、鹿の肉は魚よりもきよいから召上れ、御婦人には尚お薬でございます……おい婆さん何を持って来て、ソレこれへ打込ぶっこみねえ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「そこらへ木実きのみを拾いに行きました。」
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)