“朝日橋”の読み方と例文
読み方割合
あさひばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下流かりゅうのまっさおな水の上に、朝日橋あさひばしがくっきり黒く一れつうかび、そのらんかんの間を白い上着うわぎを着た騎兵たちがぞろっとならんで行きました。馬の足なみがかげろうのようにちらちらちらちら光りました。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それから川岸を下って朝日橋あさひばしわたって砂利じゃりになった広い河原かわらへ出てみんなで鉄鎚かなづちでいろいろな岩石の標本ひょうほんあつめた。河原からはもうかげろうがゆらゆら立ってむこうの水などは何だか風のように見えた。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)