“有程”の読み方と例文
読み方割合
あるほど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無辜むこの唯継はかかる今宵のたのしみさづくるこの美き妻を拝するばかりに、有程あるほどの誠を捧げて、みつよりも甘きことばの数々をささやきて止まざれど、宮が耳には人の声は聞えずして、雪の音のみぞいとく響きたる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)