最高いとたか)” の例文
悪魔また彼を最高いとたかき山に携えゆき世界の諸国とその栄華えいがとを見せてなんじもし俯伏ひれふして我を拝せばこれらをことごとくなんじに与うべしと曰う
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
汝仰ぎてかの最高いとたかきだより第三に當る圓を見よ、さらば彼をその功徳によりてえたる寶座くらゐの上にて再び見む。 六七—六九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
塵を払い花を手向たむけ、最高いとたかきものに祈らんとするや、細き声あり——天よりの声か彼の声か余は知らず——余にかたっていわく
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
我等きざはしをこと/″\く渡り終りて最高いとたかきだの上に立ちしとき、ヴィルジリオ我にその目をそゝぎて 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
人霊の栄誉として最高いとたかきもの即ち神ならでは彼は満足し得べからざるなり(ビクトル、ヒューゴの語)、しかして我はこの最上の食と飲物のみものとを有す、我じつに足れるものにあらずや
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)