トップ
>
最終
>
しまい
ふりがな文庫
“
最終
(
しまい
)” の例文
私は
脹
(
ふく
)
れ
面
(
つら
)
をして容易に
起
(
た
)
たない。すると、
最終
(
しまい
)
には渋々会いはするが、後で金を
持
(
もっ
)
てかれたといって、三日も
沸々
(
ぶつぶつ
)
言ってる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
何だよお前今頃に帰つて来て、何を面白さうに独りで
饒舌
(
しやべつ
)
てるんだ。もう
疾
(
と
)
くに
最終
(
しまい
)
汽車は通つてしまつたよ。早く這入つておしまひな。馬鹿馬鹿しい、近所合壁へも聞こえるや。
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
最終
(
しまい
)
には
取捉
(
とッつか
)
まえて
否応
(
いやおう
)
なしに格子戸の内へ入れて置いては出るようにしていたが、然うすると前足で格子を引掻いて、悲しい悲しい血を吐きそうな
啼声
(
なきごえ
)
を立てて
後
(
あと
)
を慕い
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
私は生来の朝寝坊だから、毎朝二度三度
覚
(
おこ
)
されても、中々起きない。優しくしていては際限がないので、母が
最終
(
しまい
)
には夜着を
剥
(
は
)
ぐ。これで
流石
(
さすが
)
の朝寝坊も不承々々に床を離れるが、しかし
大不平
(
だいふへい
)
だ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“最終”の意味
《名詞》
一番の終わり。
(出典:Wiktionary)
最
常用漢字
小4
部首:⽈
12画
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
“最終”で始まる語句
最終幕
最終版