“書目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ビブリオグラフィー50.0%
しょもく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ、悲しむべき書目ビブリオグラフィーよ——じゃないか、まさに、君特有の書斎的錯乱なんだろうがね。無論あの驚嘆すべき現象に対しては、児戯にすぎんよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
けれども、先刻さっき君は書庫の中で、犯罪現象学の素晴らしい書目ビブリオグラフィーを見たはずだっけね。つまり、その扉を鎖させなかった技巧というのが、この館の精神生活の一部をなすものなんだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あるときどんな英語の本を読んだらかろうという余の問に応じて、先生は早速さっそく手近にある紙片に、十種ほどの書目しょもくしたためて余に与えられた。余は時を移さずその内の或物を読んだ。