暁暗ぎょうあん)” の例文
この谷をはさんだ二つの山はまだ暁暗ぎょうあんの中に森閑しんかんとはしているが、そこここの巌蔭いわかげに何かのひそんでいるらしい気配けはいがなんとなく感じられる。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
目の前の闇よりも、彼女の心の暁暗ぎょうあん
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
暁暗ぎょうあん・うつつがね
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)