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暁天
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あかつき
ふりがな文庫
“
暁天
(
あかつき
)” の例文
旧字:
曉天
お浪
暁天
(
あかつき
)
の鐘に眼覚めて猪之と一所に寐たる床より
密
(
そつ
)
と出るも、朝風の寒いに火の無い中から起すまじ、も少し
睡
(
ね
)
させて置かうとの
慈
(
やさ
)
しき親の心なるに
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
烏
(
からす
)
等は、もう
暁天
(
あかつき
)
になったと告げるけれども、あのように岡の森は未だ静かなのですから、も少しゆっくりしておいでなさい、という女言葉のようにも取れるし
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
鼬
(
いたち
)
も、
暁天
(
あかつき
)
も、小猿も、持って生れたコソ泥根性は抜けず、打つ、買う、飲む、の貪欲にこき使われて、最後の日まで、世間泣かせの小稼ぎをやっていたというではないか。
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
暖か味のない夢に
物寂
(
ものさ
)
びた夜を明かしけるが、お浪
暁天
(
あかつき
)
の鐘に眼覚めて猪之と一所に寝たる床よりそっと出づるも、朝風の寒いに火のないうちから起すまじ
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
暁天
(
あかつき
)
星五郎——(羅宇屋煙管五郎八)
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
今宵は夜すがら此御堂の片隅になり
趺坐
(
ふざ
)
なして、
暁天
(
あかつき
)
がたに猶一
ト
度誦経しまゐらせて、扨其後香華をも浄水をも供じて罷らめと、西行やがて三拝して御仏の御前を少し
退
(
すさ
)
り
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“暁天”の意味
《名詞》
夜明けの空。
明け方。
(出典:Wiktionary)
暁
常用漢字
中学
部首:⽇
12画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“暁天”で始まる語句
暁天方
暁天星