たま)” の例文
柵と櫻樹の間には一條の淺い溝があつて、すくはば凝つて掌上てのひらたまともなるべき程澄みに澄んだ秋の水が、白い柵と紅い櫻の葉の影とを浮べて流れて居る。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
柵と桜樹の間には一条の浅い溝があつて、むすばばつて掌上てのひらたまともなるべき程澄みに澄んだ秋の水が、白い柵と紅い桜の葉の影とを浮べて流れて居る。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)