“時貞”の読み方と例文
読み方割合
ときさだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表に立った総大将の天草四郎時貞ときさだと共に、焔々えんえんたる火中に飛び込んで、殉難したと聞いた時には、さすがに懺悔心ざんげしんを起こしたものである。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
島原一揆いっきのとき賊将天草あまくさ四郎時貞ときさだを討ち取って大功を立てた忠利の身の上を気づかい、三月二十日には松平伊豆守まつだいらいずのかみ阿部豊後守あべぶんごのかみ阿部対馬守あべつしまのかみの連名の沙汰書さたしょを作らせ、針医以策いさくというものを
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)