時参ときまいり)” の例文
お百度、百万遍、うし時参ときまいり……ま、何とも、カーン、添水のを数取りに、真夜中でした。長い縁は三方ともに真の暗やみです。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この釘はうし時参ときまいりが、猿丸の杉に打込んだので、のろいの念が錆附さびついているだろう、よくお見。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)