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春色梅暦
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しゅんしょくうめごよみ
ふりがな文庫
“
春色梅暦
(
しゅんしょくうめごよみ
)” の例文
これで漸く合点が行ったが、それよりも
爰
(
ここ
)
に
一寸
(
ちょっと
)
吹聴
(
ふいちょう
)
して置かなきゃならん事がある。私は是より先
春色梅暦
(
しゅんしょくうめごよみ
)
という書物を読んだ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
あの中の近松物、西鶴物など、その頃は殆ど初版だったから、総てフセ字なしであった。フセ字なしの“
春色梅暦
(
しゅんしょくうめごよみ
)
”をぼくは十二、三歳で読み
耽
(
ふけ
)
っていたわけである。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
春色梅暦
(
しゅんしょくうめごよみ
)
』に藤兵衛の母親に関して「さも上品なるそのいでたち」という形容があるが、この母親は既に後家になっているのみならず「
歳
(
とし
)
のころ、
五十歳
(
いそじ
)
あまりの
尼御前
(
あまごぜ
)
」
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
{1}『
春色辰巳園
(
しゅんしょくたつみのその
)
』巻之七に「さぞ意気な
年増
(
としま
)
になるだらうと思ふと、今ツから楽しみだわ」という言葉がある。また『
春色梅暦
(
しゅんしょくうめごよみ
)
』巻之二に「素顔の意気な
中年増
(
ちゅうどしま
)
」ということもある。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
これの知り初めが即ち此
春色梅暦
(
しゅんしょくうめごよみ
)
で、神田に下宿している友達の処から、松陰伝と一緒に借りて来て始て読んだが、非常に面白かった。此梅暦に
拠
(
よ
)
ると、斯ういう場合に男の言うべき文句がある。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“春色梅暦(春色梅児誉美)”の解説
『春色梅児誉美』(しゅんしょくうめごよみ)は、江戸時代の人情本。為永春水作。春色梅暦とも表記する。梅暦とも略称される。1832年(天保3年) - 1833年(天保4年)刊行。4編12冊。柳川重信・柳川重山画。美男子の丹次郎と女たちとの三角関係を描いたもの。人情本の代表作と言われる。
(出典:Wikipedia)
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
暦
常用漢字
中学
部首:⽇
14画
“春色梅暦”で始まる語句
春色梅暦春告鳥