“春色辰巳園”の読み方と例文
読み方割合
しゅんしょくたつみのその100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いつも立寄る湯帰りの、姿も粋な」とは『春色辰巳園しゅんしょくたつみのその』の米八よねはちだけに限ったことではない。「垢抜あかぬけ」した湯上り姿は浮世絵にも多い画面である。春信はるのぶも湯上り姿を描いた。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
{1}『春色辰巳園しゅんしょくたつみのその』巻之七に「さぞ意気な年増としまになるだらうと思ふと、今ツから楽しみだわ」という言葉がある。また『春色梅暦しゅんしょくうめごよみ』巻之二に「素顔の意気な中年増ちゅうどしま」ということもある。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)