春塵しゆんぢん)” の例文
旅にして春塵しゆんぢんしげししばしばも熱きしぼりにかほをあてつつ (二首汽車の中にて)
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
春塵しゆんぢんのいづ方となき日のまぎれ渡鳥わたりのこゑを聴くと切なり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
風はまだしじしらけ立つ春塵しゆんぢんまなこ洗はむあしたとてなし
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)