“星巌”の読み方と例文
読み方割合
せいがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隣りの星巌せいがんとは、常に時事を談じ、王道政治の復古を説き、海外問題では、鎖国か開国か、唾をとばして、議論をしたこともある——また、時々、誰も知らない同志から、彼に、密書が来
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
覚束なくも平仄ひょうそくを合わせてみるだけの芸当だろうとタカをくくって見ると、なかなかどうして、頼山陽を悩ませた細香さいこう女史や星巌せいがん夫人、紅蘭こうらん女史あたりに比べて、優るとも劣るところはない
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「この星巌せいがんはまことに結構でございますな」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)