明處あかるみ)” の例文
新字:明処
暫らく其材木のはしに腰掛けて、昔の事を懷うて見ようかとも思つたが、イヤ待てこんな晝日中に、宛然さながら人生の横町とつた樣な此處を彷徨うろついて何か明處あかるみで考へられぬ事を考へて居るのではないかと
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)