“明日(アス)” の例文
開化の光りは、わたつみの胸を、一挙にあさましい干潟とした。併(しか)し見よ。そこりに揺るゝなごりには、既に業(スデ)に、波の穂うつ明日(アス)の兆しを浮べて居るではないか。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
コーヒー飲(ノ)ンデ明日(アス)知(シ)レヌ命(イノチ)見(ミ)ツメ、溜息(タメイキ)、他(ホカ)ニ手段(シュダン)ナキ、コレラ一万(イチマン)ノ青年(セイネン)ヲ思(オモ)エ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
アスナロとはアスナロウで明日(アス)ヒノキになろうといって成りかけてみたが、ついに成りおうせなかったといわれる常緑針葉樹だ。相州の箱根山や、野州の日光山へ行けば多く見られる。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)