明日みようにち)” の例文
明日みようにち御前様おんまへさま御誕生日ごたんじようびに当り申候へば、わざと陰膳かげぜんを供へ候て、私事も共に御祝おんいは可申上まをしあぐべくうれしきやうにも悲きやうにも存候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
今日こんにち三時頃でございました、お客様が見えまして、明日みようにち又今頃来るから、是非内に居てくれるやうにと有仰おつしやつて、お名前を
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
悔にへざる吾が生の値無かりしを結ばんには、これを償ふに足るき死を以てざる可からざるか、あるひは、ここに過多あやまちおほき半生の最期さいごげて、あらたに他の値ある後半の復活を明日みようにちに計るべきか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)