早走はやばしり)” の例文
小法師の姿はあずまの空へ、星の中に法衣ころもそで掻込かいこんで、うつむいて、すつと立つ、早走はやばしりと云つたのが、身動きもしないやうに、次第々々に高くあがる。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)