日常つね)” の例文
過般くわはん篠田長二除名の騒擾さうぜうありし以来、信徒の心を離れ離れとなりて、日常つね例会あつまりもはかばかしからず、信徒の希望のぞみなる基督降誕祭クリスマスさへきはめて寂蓼せきれうなりし程なれば
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
真夏の夕暮、室々のへだてのふすまは取りはらわれて、それぞれのところに御簾みす几帳きちょうめいた軽羅うすものらしてあるばかりで、日常つね居間いままで、広々と押開かれてあった。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)