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日中
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ひるなか
ふりがな文庫
“
日中
(
ひるなか
)” の例文
近習たちも皆見た。
丁
(
ちょう
)
ど
日中
(
ひるなか
)
で、
然
(
しか
)
も空は晴れて居た。——
膚
(
はだ
)
も
衣
(
きぬ
)
もうつくしく
蓑虫
(
みのむし
)
がぶらりと雲から
下
(
さが
)
つたやうな女ばかりで、
他
(
た
)
に何も見えなかつた。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
奥山の秋のことですから、
日中
(
ひるなか
)
とは違いましてめっきり寒い。山気は襲いかかって人の
背
(
せなか
)
をぞくぞくさせる。見れば
樹葉
(
きのは
)
を
泄
(
も
)
れる月の光が幹を伝って、流れるように地に落ちておりました。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
日中
(
ひるなか
)
の三味線の音が、
乾燥
(
はしゃ
)
いだ町の空気を通して、静かに響いて来た。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“日中”の意味
《名詞》
日 中(にっちゅう)
ひなかとも。昼間。太陽の出ている間。
正午あたりの時間帯。
日本と中国。中国では中日と表記。
(出典:Wiktionary)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“日中”で始まる語句
日中機