新焼しんやけ)” の例文
古焼新焼しんやけと相聯繋れんけいして、左右の濃い蒼翠そうすいの間を蜿蜒えんえんとして爬行はこうし、さながらそこに巨巌きょがんの行進曲を奏でているように見える。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
六時前に朝の食事を済ませると、人夫を連れて、道案内に来てくれた町の助役さん、宿の主人あるじそのさんと自動車で宿を出たのがしょう六時。目的の新焼しんやけ熔岩流を見るためである。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)