“新屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんや75.0%
しんおく12.5%
にいや12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして鎮守の下の野良道へ出ると、高一は、すぐ横の畑で里芋を掘つてゐる赤いタスキをかけた、新屋しんやの小母さんを見つけました。そして、かう云ひました。
栗ひろひ週間 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
引払ひ候あいだ明後日夕景よりいつもの連中ばかりにていささ新屋しんおく落成のしるしまで一酌いっしゃくいたしたくぞんじ候間御迷惑ごめいわくながら何とぞ御枉駕ごおうがの栄を得たく懇請たてまつり候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
古くは『倭名鈔』郷名の治田はるた新屋にいやの類から、最近は那須野方面などの何々開墾と言う大字、北海道の某農場という地名までを列挙するならば、その数は百種を超えるであろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)