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斫
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きり
ふりがな文庫
“
斫
(
きり
)” の例文
直にのぼる山
乃
(
すなはち
)
勝山なり。一山みな岩石也。
斫
(
きり
)
て坂となし坦路となしゝものあり。窟の観音に詣る。佳境絶妙なり。河幅至てひろく、水心に岩石
秀聳
(
しうしよう
)
し、
蟠松矯樹
(
はんしようあいじゆ
)
ううるがごとく生ず。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
又は人の父を
喰殺
(
くひころ
)
してその父にばけて年を
歴
(
へ
)
たるに、一日その子山に入りて
桑
(
くは
)
を
採
(
と
)
るに、
狼
(
おほかみ
)
きたりて人の如く立
其裾
(
そのすそ
)
を
銜
(
くはへ
)
たるゆゑ
斧
(
をの
)
にて狼の
額
(
ひたひ
)
を
斫
(
きり
)
、狼にげ
去
(
さ
)
りしゆゑ家にかへりしに
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
又は人の父を
喰殺
(
くひころ
)
してその父にばけて年を
歴
(
へ
)
たるに、一日その子山に入りて
桑
(
くは
)
を
採
(
と
)
るに、
狼
(
おほかみ
)
きたりて人の如く立
其裾
(
そのすそ
)
を
銜
(
くはへ
)
たるゆゑ
斧
(
をの
)
にて狼の
額
(
ひたひ
)
を
斫
(
きり
)
、狼にげ
去
(
さ
)
りしゆゑ家にかへりしに
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
斫
漢検1級
部首:⽄
9画
“斫”を含む語句
斫入
斫伐所
斫別
斫合
斫木
斫疵
斫込
斫開
石斫