斜違はすっかい)” の例文
あかりは水道尻のその瓦斯がすと、もう二ツ——一ツは、この二階から斜違はすっかいな、京町きょうまちの向う角の大きな青楼の三階の、真角まっかど一ツ目の小座敷の障子を二枚両方へ明放したうちに、青い、が
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
目がくらんだ足の処へ、箱だか、鉄瓶だか重いものが斜違はすっかいに来て乗っかるというさわぎ
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)