“文野”の読み方と例文
読み方割合
ぶんや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事に当りて論ず可きは大に論じて遠慮に及ばずといえども、等しく議論するにも其口調に緩急かんきゅう文野ぶんやの別あれば、其辺は格別に注意す可き所なり。口頭の談論は紙上の文章の如し。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
玉子一つは牛乳一合に劣らんほどの滋養物ですから玉子の使い高によって国の文野ぶんやが知れると申す位、くわしく調べた統計表によると日本人は人口一人に付いて一年に十三個の玉子を使う割です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
国の文野ぶんやを知らんと欲せば先ずその人民の食物を検すべし。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)