“ぶんや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文野50.0%
文屋33.3%
文室16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉子一つは牛乳一合に劣らんほどの滋養物ですから玉子の使い高によって国の文野ぶんやが知れると申す位、くわしく調べた統計表によると日本人は人口一人に付いて一年に十三個の玉子を使う割です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
此方こっちは山風の一節切、これは文屋ぶんや康秀やすひでが吹いた笛で、先殿せんとの飛騨守さまへ笛を御教授申したところから拝領した品だが、わしは何処へくにも首へ掛けて放さんが
かう出るだらうと思つて、そこで性に合つて居た興世王だから、イヨー親分、と喜んで働き出した。藤原の玄明や文室ぶんやの好立等のいきり立つたことも言ふ迄は無い。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)