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敵同志
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かたきどうし
ふりがな文庫
“
敵同志
(
かたきどうし
)” の例文
また伊那丸にとっても、かれは、父の
勝頼
(
かつより
)
をほろぼした
仇
(
あだ
)
。どッち道、このふたりのあいだは
生涯
(
しょうがい
)
の
敵同志
(
かたきどうし
)
でおわるでしょう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そりゃ広い世の中だから、
敵同志
(
かたきどうし
)
の親子もあるだろうし、命を
危
(
あや
)
め合う夫婦もいないとは限らないさ。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
清水重二郎様のお
宅
(
たく
)
は此処から丁度
四軒目
(
しけんめ
)
で、一つ長屋に
敵同志
(
かたきどうし
)
が住んで居ながら、
是
(
こ
)
れでは知れない
筈
(
はず
)
だ、よし/\五日の晩には
見現
(
みあら
)
わして、三千円の金を取返して
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから
取付
(
とりつ
)
いてこれだけになったのは存じて居りますし、また助右衞門の
家
(
うち
)
は其の金を失ってから
微禄
(
びろく
)
いたして、今は
裏家住
(
うらやずま
)
いするようになったが、
可愛相
(
かあいそう
)
にと
敵同志
(
かたきどうし
)
でございますが
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
敵
常用漢字
小6
部首:⽁
15画
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“敵同”で始まる語句
敵同士