“敵同志”の読み方と例文
読み方割合
かたきどうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また伊那丸にとっても、かれは、父の勝頼かつよりをほろぼしたあだ。どッち道、このふたりのあいだは生涯しょうがい敵同志かたきどうしでおわるでしょう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そりゃ広い世の中だから、敵同志かたきどうしの親子もあるだろうし、命をあやめ合う夫婦もいないとは限らないさ。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
清水重二郎様のおたくは此処から丁度四軒目しけんめで、一つ長屋に敵同志かたきどうしが住んで居ながら、れでは知れないはずだ、よし/\五日の晩には見現みあらわして、三千円の金を取返して