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数珠形
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じゅずなり
ふりがな文庫
“
数珠形
(
じゅずなり
)” の例文
さりとて不問にも帰し難ければ、「ともかくも
戸外
(
おもて
)
へ出ろ。」と
数珠形
(
じゅずなり
)
に引立てて戸外へ出ずれば、今まで荒れに荒れた屠犬児、神妙に
畏
(
かしこま
)
りて、「へいへい
私
(
わたくし
)
も御一所に。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……顔を倒にして、
捻
(
ね
)
じ向いて
覗
(
のぞ
)
いたが、ト真赤な
蟹
(
かに
)
が、ざわざわと動いたばかり。やどかりはうようよ
数珠形
(
じゅずなり
)
に、
其処
(
そこ
)
ら暗い
処
(
ところ
)
に
蠢
(
うごめ
)
いたが、声のありそうなものは形もなかった。
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“数珠”で始まる語句
数珠
数珠屋
数珠玉
数珠梯子
数珠子
数珠繋
数珠茅
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数珠縄
数珠口坂