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救世
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くせ
ふりがな文庫
“
救世
(
くせ
)” の例文
救世
(
くせ
)
観音や中宮寺思惟像の微笑は極度に内面化されたものだ。あの口辺をみていると、何かを言おうとして口ごもっているように感ぜらるる。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
同金銅
釈迦
(
しゃか
)
三尊像や、所謂
百済観音
(
くだらかんのん
)
像や、夢殿の
救世
(
くせ
)
観世音菩薩像、中宮寺の如意輪観音と称する
半跏
(
はんか
)
像の如き
一聯
(
いちれん
)
の神品は、
悉
(
ことごと
)
く皆日本美の淵源としての性質を備えている。
美の日本的源泉
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
東大寺や薬師寺の本尊のごとき大仏は動かしえぬにしても、
救世
(
くせ
)
観音や
百済
(
くだら
)
観音等は疎開可能であろう。しかし僕は仏像の疎開には反対を表明した。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
その頃夢殿は修理中であり、折あしく
救世
(
くせ
)
観音は拝することが出来なかったが、中宮寺の
思惟
(
しゆい
)
像も、薬師寺の聖観音も、三月堂も、高畑の道も、香薬師もみた。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
“救世”の意味
《名詞》
救世(きゅうせい 呉音(主に仏教):くせ、くぜ、ぐせ、ぐぜ)
乱世をよくすること。
苦しみや不幸が多い世の中から人々を救済すること。
(出典:Wiktionary)
救
常用漢字
小5
部首:⽁
11画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“救世”で始まる語句
救世主
救世軍
救世観音
救世観世音
救世治民
救世菩薩
救世觀音