“救世観世音”の読み方と例文
読み方割合
くせかんぜおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて飛鳥白鳳期に胚胎はいたいせられたものの進展成熟であり、例えば夢殿の救世観世音くせかんぜおん像に見るようなあの言語道断な、真剣な魂の初発性は見られない。
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
われわれは淵源えんげんとして夢殿の救世観世音くせかんぜおんを持つ。此の東方精神の造型的顕現の特質は幾多の起伏を超えて今新らしくわれわれの未現の世界に於いて再び精神の造型化にあらわれようとしている。