シボ)” の例文
紫雲は一筋長くたなびいて、中央根本堂とも見える屋の上から、きおろされた。雲の上には金泥コンデイの光り輝くモヤが、漂ひはじめた。姫の命をシボるまでの念力が、筆のまゝに動いて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)