“掟(おき)” の例文
次の日曜日はわが「サン、カルロ」の大劇場に出づべき期(ご)なり。其日の興行はセヰルラの剃手(とこや)にて、その末折(まつせつ)の終りてより、我即興詩は始まるべしとぞ掟(おき)てられし。
以てゆうめんする事上たる人の有ましき事なり第一欲(よく)にふけり以の外いやしき掟(おき)てなり然らば金銀あるものは態(わざ)と惡事(あくじ)なしむつかしき時にはわづか金銀を出せば濟事(すむこと)也と抔(など)高(たか)をくゝり惡事(あくじ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
搜索の爲めに出し遣られし二艘の舟は、一はこなたより漕ぎ往き、一はかなたより漕ぎ戻りて、末遂に一つところに落ち合ふやうに掟(おき)てられしに、その舟皆歸り來て、舟も人もその踪跡(そうせき)を見ずといふ。