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掛布団
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かけぶとん
ふりがな文庫
“
掛布団
(
かけぶとん
)” の例文
旧字:
掛布團
眠る前に、彼は
掛布団
(
かけぶとん
)
をかぶって、こんこん
咳
(
せき
)
をする。
喉
(
のど
)
を掃除するためである。しかし、鼾をかくのは、ことによると、鼻かもしれない。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
掛布団
(
かけぶとん
)
の
端
(
はし
)
で
撥
(
は
)
ねられた
寝床
(
ねどこ
)
人形が
床
(
ゆか
)
に落ちて
俯向
(
うつむ
)
きになっていた。鼻を床につけて正直にうつ向きになっていた。ただそれだけが彼女を一時間も悲しく泣かした。
売春婦リゼット
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
掛布団
(
かけぶとん
)
の間へ入れて寝かしてやる、無精によくねる、いくら寝ても飽きたと云う事を云わない、夜昼寝つづけに寝る、たたき起してほうり出すといやな顔もせず飛びまわったりじゃれついたりする。
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あんなことはちっとも厭らしいことではない、だから、苦にするには及ばないと彼は思った。それにしても、
掛布団
(
かけぶとん
)
の下の暗闇の中に、ヴィオロオヌの
面影
(
おもかげ
)
がちらちらと浮かびあがる。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
彼女は、
掛布団
(
かけぶとん
)
の
縁
(
ふち
)
をぎゅっとひと息に押し込んでくれる。それから蝋燭の火を消す。その蝋燭は置いて行くが、マッチなるものは残して行かない。戸を閉めて鍵をかける。彼が臆病だからである。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
“掛布団”の意味
《名詞》
掛布団(かけぶとん)
寝る時、体の上に掛ける布団。
(出典:Wiktionary)
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
“掛布”で始まる語句
掛布
掛布團