“掛布”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カアテン25.0%
かけぎぬ25.0%
かけふ25.0%
クロース25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旦那さまが昨夜お床の中で本を讀んでゐらしたのですが蝋燭をつけたまゝ眠つておしまひになつて、掛布カアテンに火がついたのです。
彼女の小さな足に上靴をはくのを怠り、彼女のベニス風の肩に当然かけておくべきあの掛布かけぎぬを投げかけてくるのをすっかり忘れた、ということを除いては——答はない。
重たき繻子しゆす掛布かけふ
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
蜂谷は、食卓として使うときのほかは掛布クロースのとられている食堂の楕円形のテーブルのよこに立って、何だかいそいで歩いて来たような顔つきだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)