“拝郷”の読み方と例文
読み方割合
はいごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原、拝郷はいごう、徳山などの勇将も討たれ、山路将監までが、敵に首をさずけたとは、何か、信じられないような面持おももちですらあった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大岩山襲撃の策が決ると、四月十九日夜盛政を始めとして、弟勝政、徳山五兵衛尉、不破彦三、山路将監、宿屋七左衛門、拝郷はいごう五左衛門以下八千騎、隊伍粛々として、余呉の湖に沿うて進んだ。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
加賀大聖寺だいしょうじの城主、拝郷はいごう五左衛門家嘉いえよし、石川郡松任まっとうの城主徳山五兵衛則秀のりひで、ふたりとも、柴田譜代ふだいの重臣だし、勝家が股肱ここうの老職たちだった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)