押隔おしへだ)” の例文
いや、その時は、しかも子供に菊を見せながら、えん莞爾にっこりしたその面影ばかりをなごりに、人ごみに押隔おしへだてられまして、さながら、むかし、菊見にいでたった、いずれか御簾中ごれんちゅうの行列
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)