押破おしやぶっ)” の例文
如何どうしたのかと思うと、前夜の大嵐おおあらしで、袋に入れて押入おしいれの中に積上げてあった弗、さだめしじょうおろしてあったに違いないが、はげしい船の動揺で、弗の袋が戸を押破おしやぶって外に散乱したものと見える。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)