扶疎ふそ)” の例文
江岸がなだらになつて川柳が扶疎ふそとして居り、雑樹ざふきがもさ/\となつて居る其末には蘆荻ろてきが茂つて居る。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
春江しゅんこうの景色に併せて描いた風俗画だナと思って、また段〻にともしびを移して左の方へ行くと、江岸がなだらになって川柳が扶疎ふそとしており、雑樹ぞうきがもさもさとなっているその末には蘆荻ろてきが茂っている。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)