打返うちかえ)” の例文
げにも由緒ありげな宝物ほうもつである。忠一も霎時しばしは飽かず眺めていたが、やがて手に取って打返うちかえして見ると、兜の吹返ふきがえしの裏には、「飛騨判官藤原朝高ひだのほうがんふじわらのともたか
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
少年はと見ると、干極そこりと異なって来た水の調子の変化に、些細の板沈子いたおもり折箸おればし浮子うきとでは、うまく安定が取れないので、時〻竿を挙げては鉤を打返うちかえしている。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)