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手應
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てごたへ
ふりがな文庫
“
手應
(
てごたへ
)” の例文
新字:
手応
懷中
(
ふところ
)
には百兩の小判が、ドシリと
手應
(
てごたへ
)
がしますが、これを斯う握つて居さへすれば、一枚繪のお時が仕返しに來ても、萬に一つ奪られるやうなことはありません。
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
わたくしは剃刀を拔く時、手早く拔かう、眞直に拔かうと云ふだけの用心はいたしましたが、どうも拔いた時の
手應
(
てごたへ
)
は、今まで切れてゐなかつた所を切つたやうに思はれました。
高瀬舟
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
勇三郎と言つてね、隣りの
按摩
(
あんま
)
の子だが、青表紙の化物見たいな野郎で、いやもう
手應
(
てごたへ
)
のないこと——
銭形平次捕物控:318 敵の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
わたくしは剃刀を拔く時、手早く拔かう、眞直に拔かうと云ふだけの用心はいたしましたが、どうも拔いた時の
手應
(
てごたへ
)
は、今まで切れてゐなかつた所を切つたやうに思はれました。
高瀬舟
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
尤も近頃は金之助の野郎大望を起して、娘のお冬にチヤホヤして居たつて言ひますがね、何んと言つても相手は十八——まだねんねだから、
手應
(
てごたへ
)
があつたかなかつたかわかりませんよ、それに——
銭形平次捕物控:162 娘と二千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
應
部首:⼼
17画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭