手應てごたへ)” の例文
新字:手応
懷中ふところには百兩の小判が、ドシリと手應てごたへがしますが、これを斯う握つて居さへすれば、一枚繪のお時が仕返しに來ても、萬に一つ奪られるやうなことはありません。
わたくしは剃刀を拔く時、手早く拔かう、眞直に拔かうと云ふだけの用心はいたしましたが、どうも拔いた時の手應てごたへは、今まで切れてゐなかつた所を切つたやうに思はれました。
高瀬舟 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
勇三郎と言つてね、隣りの按摩あんまの子だが、青表紙の化物見たいな野郎で、いやもう手應てごたへのないこと——
わたくしは剃刀を拔く時、手早く拔かう、眞直に拔かうと云ふだけの用心はいたしましたが、どうも拔いた時の手應てごたへは、今まで切れてゐなかつた所を切つたやうに思はれました。
高瀬舟 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
尤も近頃は金之助の野郎大望を起して、娘のお冬にチヤホヤして居たつて言ひますがね、何んと言つても相手は十八——まだねんねだから、手應てごたへがあつたかなかつたかわかりませんよ、それに——