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手弱
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たお
ふりがな文庫
“
手弱
(
たお
)” の例文
骨ぼその
手弱
(
たお
)
やかなからだつきで、濃すぎるほどの眉にも
臙脂
(
べに
)
をさしたような
朱
(
あか
)
い
唇
(
くち
)
もとにも、どこかしらん
脆
(
もろ
)
い美しさが感じられる、直輝は妻の眼もとを見て
頷
(
うなず
)
いた。
日本婦道記:梅咲きぬ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ここへ例の女の肩に
手弱
(
たお
)
やかな片手を掛け、悩ましい体を、少し
倚懸
(
よりかか
)
り、下に浴衣、上へ
繻子
(
しゅす
)
の襟の
掛
(
かか
)
った、
縞物
(
しまもの
)
の、
白粉垢
(
おしろいあか
)
に冷たそうなのを
襲
(
かさ
)
ねて、
寝衣
(
ねまき
)
のままの姿であります、
幅狭
(
はばせま
)
の巻附帯
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
“手弱”で始まる語句
手弱女
手弱腕
手弱女人