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戸山
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とやま
ふりがな文庫
“
戸山
(
とやま
)” の例文
戸山
(
とやま
)
医学博士の鑑定によれば切断後三日位の二十歳前後の健康体の婦人の右足を
膝関節
(
しつかんせつ
)
の部分から切断したもので切口の乱暴なところを
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
大久保の停車場を降りて、
仲百人
(
なかひゃくにん
)
の通りを
戸山
(
とやま
)
学校の方へ行かずに、踏切からすぐ横へ折れると、ほとんど三尺ばかりの細い道になる。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「あの……
先程
(
さつき
)
、若旦那様とご一緒に、自転車で
戸山
(
とやま
)
ヶ
原
(
はら
)
を一と廻りするんだつて、出かけたやうでございます」
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
キャラコさんは、日曜ごとに長六閣下と
戸山
(
とやま
)
ヶ原の射場へ出かけて行って、
射垜
(
しゃだ
)
のカンヴァスに閣下と並んで腹ばいになって、いっしょうけんめいに点数を争う。
キャラコさん:05 鴎
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「すごいねえ、
戸山
(
とやま
)
君。やっぱり、塔はくずれているよ。ほら建物もあんなに大穴があいているよ」
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
戸川秋骨
(
とがわしゅうこつ
)
君が『そのままの記』に霜の
戸山
(
とやま
)
ヶ
原
(
はら
)
という一章がある。戸山ヶ原は旧
尾州侯御下屋舗
(
びしゅうこうおしもやしき
)
のあった処、その名高い庭園は荒されて陸軍戸山学校と変じ、附近は広漠たる
射的場
(
しゃてきば
)
となっている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
思いだされるのは、いつか
戸山
(
とやま
)
ガ
原
(
はら
)
の二十面相の巣くつに乗りこんでいって、地下室にとじこめられたときのことです。あのときは、天井につごうのよい窓がありました。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
妹が学校へ行き帰りに、
戸山
(
とやま
)
の原を通るのがいやだと言いだしましてね。それにぼくが夜実験をやるものですから、おそくまで待っているのがさむしくっていけないんだそうです。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“戸山”で始まる語句
戸山ヶ原
戸山原頭
戸山定助
戸山津見