戯奴ヂヤウカア)” の例文
旧字:戲奴
それから暫時しばらくつて、殆素つ裸の俄作りの戯奴ヂヤウカアは外の出窓に両脚を恍惚うつとりと投げ出して居た。而して今霊岸島の屋根瓦の波の上にくるくると落ちかかる真赤な太陽の光をぢつと眺めて居る。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
立派な戯奴ヂヤウカアだ、これでひとつ浮かれて退けるか。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)